「LINEって何を書けば反応が出るんだろう…」
「配信文を頑張って考えても申し込みが来ない…」
LINE配信に自信がなくなることありませんか?
実は、売れるLINE配信に必要なのは文章力ではなく、流れの設計なんです。
この記事では、「どう書くか」よりも「どう流すか」が成果の9割を決める理由と、反応が生まれるLINEシナリオの作り方を、ステップ形式でわかりやすくお伝えします。
文章力より「流れ」が重要な理由
売れるLINE配信に必要なのは「文章力」ではなく「流れ」です。
なぜなら、どんなにいい文章を書いても伝わる順番やタイミングがズレていたら、相手の心は動かないからですね。
反対に、少々下手な文章でも、読み手の感情にそった流れがあれば自然と行動につながります。
では、どうして文章力だけではうまくいかないのでしょうか?
その理由を順番に見ていきましょう。
「いいことを書けば売れる」は間違い
結論から言うと、
- いいことを書けば売れる
- 役立つ情報を出せば反応がある
という考えは間違いです。
実際、多くの人がLINEノウハウやアドバイスを配信していますが、反応がまったくないというケースがよくあります。
なぜうまくいかないのか?
その原因は、情報そのものではなく、伝える順番や読者の感情の流れを無視しているからです。
特に、
- ノウハウの垂れ流し
- 長文プロフィール
- 理念・想い
- 商品説明
これらの情報は、あなたに興味を持っていなければ簡単にスルーされてしまいます。
LINE配信は、ただの「情報の押しつけ」ではなく、読者と信頼を育てるストーリーのようなもの。
どんなに内容がよくても、その順番やタイミングがズレていたら、読者の心には届かないのです。
売れてる人は“流れ”を先に作っている
LINE配信で結果を出している人は、例外なく「何をどういう順番で伝えるか」という全体の流れ(シナリオ)を最初に決めています。
つまり、どんな文章を送るかよりも、読者をどんな気持ちにさせて、最終的にどんな行動をしてもらうかをしっかり設計しているのです。
たとえば、
1通目で「興味を引く」
2通目で「読者の悩みを明確にする」
3通目で「悩みの原因を特定する」
4通目で「解決策を提案する」
5通目で「商品の案内をする」
といった流れがあれば、配信ごとの役割が明確になり、読者も無理なく気持ちが動いていくようになります。
逆に言えば、思いつきで1通1通書いているだけでは、読者の心には届かず、売上にもつながりにくいです。
1通じゃなくつながりで売る
普段はLINEの配信はしないのに、唐突に、
「個別相談やります」
「企画がはじまります」
「コンサル受け付けます」
みたいな、売りたい時だけLINEを配信される方もいますが…
LINE配信は1通で完結させるものではなく、何通かのメッセージをつなげて読んでもらい、少しずつ信頼と興味を積み上げていくもの。
そもそも読者さんは、いきなり知らない人の案内に申し込んだりはしません。
(あなたも申し込まないですよね?)
まずは「この人の話、ちょっと気になるな」→「なるほど、たしかにそうかも」→「この人に相談してみたいかも」と、感情が段階的に動いていくプロセスが大切なのです。
このように、LINEは“点”ではなく“線”で伝えるメディア。
1通ごとにしっかり役割を持たせて、全体として1つのストーリーになるように設計することで、読者さんの行動が自然と変わっていきます。
売上につながるLINEシナリオ設計の3ステップ
「文章の流れが大事なのはわかったけど、どうやってその“流れ”を作ればいいの?」
そんな方のために、ここでは売れるLINEのシナリオを作るための3ステップを、やさしく・シンプルに解説していきます。
難しいことは一切なし。
順番どおりに考えれば、あなたのLINEも自然と反応が生まれる配信になりますよ。
ステップ1:ゴール(行動)を決めよう
まず最初にやるべきことは、このLINE配信の最終目的は何か?をはっきりさせることです。
つまり、読者にどんな行動をとってほしいのかを決める、ということ。
たとえば、
- 無料相談に申し込んでほしい
- セミナーに参加してほしい
- 商品を購入してほしい
- メルマガに登録してほしい
など、行動の種類はいろいろありますよね。
ここがぼんやりしたままでは、読者をどこに連れていきたいのか自分でもわからず、結果として、ただの「いい話をしただけ」で終わってしまうことも…
ゴールを最初に決めておけば、そこに向かってストーリーを逆算できるので、LINE配信の内容もブレずにまとまりやすくなります。
つまり、最初に「ゴールの旗」を立てることが、売れる流れを作る第一歩なのです。
ステップ2:ゴールへ向かうストーリーを考えよう
ゴールが決まったら、そこにたどり着くまでの「気持ちの流れ=ストーリー」を考えます。
よくある失敗は、「いきなり商品の案内」や「すぐに申し込みリンクを送る」こと。
これは言ってみれば、初対面でいきなりプロポーズするようなもの。
ドン引きされて当然ですよね。
そこで必要になるのが、読者の心を動かすストーリーです。
具体的には、以下のような流れが基本になります。
共感:「私も昔、〇〇で悩んでいました」
気づき:「でもあることをきっかけに変われたんです」
可能性の提示:「この方法ならあなたにもできそうです」
行動の提案:「もっと詳しく知りたい方はこちらからどうぞ」
このように、配信ごとに“読者の気持ちが1つ進むような設計”をすることで、売り込み感がなくても自然と次の行動へとつながっていきます。
まずはこのストーリーの流れをざっくりと頭の中で描いてみてください。
それだけで、配信に自信が持てるようになりますよ。
ステップ3:何通かに分けて送ろう
ストーリーの流れができたら、いよいよそれをLINEの配信に落とし込みます。
ここでのポイントは、すべてを1通で伝えようとしないこと。
1通にたくさん詰め込んでしまうと、読む側は疲れてしまいますし、大事なメッセージが埋もれて伝わりません。
それよりも、1通ごとに「伝えることを1つ」に絞って、感情のステップに沿って分けて送るのが効果的です。
一例ですが、こんな感じの構成が考えられます。
1通目:問題提起(気づきを与える)
2通目:共感やストーリーで信頼をつくる
3通目:方法やヒントを伝える(解決の期待感)
4通目:行動への後押し(申し込みや予約につなげる)
このように段階的に送ることで、読者の気持ちを焦らせずに、スムーズに「行動したい気持ち」へ導いていくことができます。
また、タイミングも重要です。
毎日送るのか、2日に1回にするのかなど、読者に負担がかからないペースも意識しましょう。
これだけ覚えればOK!LINEシナリオ設計のコツ5選
ここまでで、LINE配信は「文章のうまさ」ではなく「流れ」が大事だとお伝えしてきました。
でも実際にシナリオを考えようとすると、「どう組み立てたらいいの?」と迷うこともありますよね。
そこでここでは、読者の気持ちを自然と動かし、反応につながるLINE配信の流れづくりのコツを5つにまとめてお伝えします。
コツ①:最初は「共感」や「うなずき」から
LINE配信の興味付けの1通目は、とても重要なポジションです。
なぜなら、最初の印象で「この人の話、読んでみよう」と思ってもらえるかどうかが決まるからです。
いきなり商品紹介や専門用語を使って説明を始めると、「売られそう」と感じて警戒されがち。
そうではなく、まずは相手の気持ちに寄り添う一言から始めるのが鉄則です。
たとえば、
「こんなことで悩んでいませんか?」
「こんな相談をいただきました」
「私も最初はうまくいきませんでした」
「クライアントさんも最初は最悪な状態でした」
など、共感やうなずきから入るだけで、読者さんに「この人は自分のことをわかってくれてる」と感じてもらいやすくなります。
この「わかってもらえた感」が、次のメッセージを読んでもらう原動力になります。
最初の一通こそ、共感重視でやさしく入るのがポイントです。
コツ②:中盤は「教育と納得」を得る
読者の心をつかんだら、次にやるべきは「なるほど、たしかにそうだな」と思ってもらうこと。
つまり、中盤では「教育と納得」を意識したメッセージを届けましょう。
ここでいう教育とは、上から目線で教えるという意味ではありません。
読者が知らなかった事実や、「言われてみれば確かに…」と気づける内容を伝えることです。
たとえば、
「実は多くの人が〇〇を勘違いしています」
「成功している人は、意外と〇〇をやっていないんです」
といった意外性や目からウロコの情報があると、読み手はグッと引き込まれます。
このパートで読者が「なるほど、それなら私にもできそう」と思えれば、その後の行動のハードルがぐっと下がります。
配信の中盤では、“知らなかったことを知れてよかった”という価値を提供するイメージで書いてみてください。
コツ③:最後は「やってみたい!」でしめる
どんなに共感されても、どれだけ納得されても、最後に「行動したくなる一言」がなければ成果にはつながりません。
LINE配信のゴールは読まれることではなく、動いてもらうことです。
だからこそ、最後の一文には特にこだわってほしいポイントです。
ただ、ここで注意したいのは、無理やり行動を促すような「売り込み感」は逆効果だということ。
読者が自分の意志で「やってみたい」「ちょっと試してみようかな」と思えるような、前向きな気持ちを引き出す言葉を選ぶのが大切です。
たとえば、
「私が変われたこの方法、あなたもきっとできるはずです」
「次回、さらに詳しい方法をお伝えしますね」
「もし気になったら、こちらをのぞいてみてください」
こうした一言があるだけで、読者の行動はグッと変わります。
行動を促すというより、背中をそっと押すような感覚で文章をしめくくりましょう。
コツ④:送るタイミングも大事
LINE配信で意外と見落とされがちなのが、「メッセージを送るタイミング」です。
どんなに内容が良くても、読者がスマホを見ていない時間に届いたら、それだけでスルーされてしまうことも少なくありません。
たとえば、深夜や早朝の配信は読まれにくい傾向がありますし、日中でも、読者が忙しくしている時間帯(仕事中・通勤中など)は反応が落ちがちです。
逆におすすめなのは、
朝の通勤前(7〜8時頃)
お昼休憩の時間(12〜13時頃)
夜のリラックスタイム(20〜22時頃)
など、スマホを自然に見るタイミングに合わせることです。
とはいえ、
最も気にしなければならないのは、ターゲットのライフスタイルです。
お勤めの方とフリーランス
子共のいない主婦と子育て中の主婦
ターゲットによってスマホを見るタイミングは異なるので、見込みのお客さまのタイミングに合わせて配信しましょう。
生活リズムを意識したタイミングに届けることで、同じ内容でも反応率が大きく変わってきます。
コツ⑤:1配信1目的に絞る
LINE配信でありがちなのが、「これも伝えたいし、あれも言っておきたい…」と、つい1通にいろいろ詰め込んでしまうことです。
ですが、伝えることが多すぎると、読者さんの印象に何も残らなくなることがあります。
そこで大切なのが、1通の配信では、1つのことだけを伝えるという意識。
つまり、「この配信で読者に伝えたいことは何か?」を明確にして、メッセージを1つに絞ることです。
たとえば、
「今日は読者の悩みに共感することだけに集中する」
「次の配信では、解決策を紹介する」
「その次に、無料相談の案内をする」
といったように、配信1通ごとに役割を分けてあげることで、読者も理解しやすく、行動にもつながりやすくなります。
また、書く側としても「今日はこれだけ伝えればOK」とゴールがはっきりするので、迷いなく書けるようになりますし、時短にもなります。
自動で売れる仕組みを作る!LINEステップ配信ツールのすすめ
「毎回手動で配信するのが大変…」
「決まった流れを自動で届けたい…」
そんな方にぜひおすすめしたいのが、LINEステップ配信ツールです。
このツールを使えば、作ったシナリオを自動で配信できるので、あなたが動かなくても売れる仕組みが実現できます。
代表的なものには、
- Lステップ
- L Message(エルメッセージ)
- サルワカ
などがあり、LINE公式アカウントと連携して、決めたシナリオどおりに自動でメッセージを届けてくれる便利な仕組みです。
たとえば、こんなことができます。
- 登録してくれた人に、7日間かけて自動でメッセージを配信する
- 「興味がある内容」や「クリックしたリンク」によって、次のメッセージを出し分ける
- あらかじめ作ったシナリオを、何度でも自動で使い回せる
つまり、一度作ってしまえば、あなたが寝ていてもLINEが働いてくれる状態に。
まさに「自動で売れる仕組み」をつくるための、強力なサポートツールなんです。
最初は「難しく感じるかもしれませんが」活用しはじめると、手放せなくなるツールです。
おすすめは「L Message(エルメッセージ)」
LINE配信ツールはいろいろありますが、LINEステップ配信をするなら「エルメッセージ(エルメ)」がおすすめです。
理由は、1000通までならずっと無料で使えるコスパの良さ。
無料で使って、成果が出なかったら「やめる」という選択肢があるので気軽にテストできます。
公式LINEの友だち数でいうと、200名ぐらいまでなら無料で使い続ける事ができます。
僕のクライアントさんは友だち170名、無料プランで、毎月数20万円以上の成果を出されています。
LINE配信が、手間をかけずに自然と売れる仕組みになれば、もっと余裕を持ってサービスに集中できるようになりますよ。
Q&A
- シナリオって難しそうで自分にできるか不安です
-
最初は「3通だけ流れを考える」といったシンプルな形から始めればOKです。
難しい専門用語やマーケティング知識は必要ありません。気軽に思いついた言葉を書き出すことからはじめてみましょう。
- ステップ配信ツールは必ず使うべきですか?
-
いいえ、公式LINEにもステップ配信機能はあるので、ステップ配信だけならツールは不要です。ただし1シナリオ10通までという制限や、「興味を持った人だけに自動で配信する」といった便利な機能はありません。
- LINE配信で売り込み感が出ないか心配です
-
「売り込まれている」と感じさせない配信が、ちゃんと設計されたシナリオです。
売り込みっぽく見えてしまうのは、「いきなり商品紹介」している場合が多いです。
記事内で解説した「共感→気づき→信頼→行動」の流れを守れば、読者に自然と「この人に相談してみたい」と思ってもらえるようになります。 - 途中で読まれなくなったらどうすればいい?
-
読まれない=読者の「関心のズレ」なので、そこが改善ポイントです。
冒頭で「私に関係ある」と思ってもらえる書き出しにできているか?
内容が読者にとって“今知りたいこと”に合っているか?
こうした視点で1〜2通目を微調整するだけでも反応が戻ることがあります。 - メルマガとどう違うんですか?
-
LINEは反応速度と開封率が高く、読者との距離が近いのが特徴です。
メルマガはビジネス寄り、LINEはもっとカジュアルで「個別感」のあるコミュニケーションができます。
特にコーチ・コンサル業のような「人との関係が価値になる」ビジネスとの相性が良いです。
まとめ:売れるLINE配信は、文章ではなく流れで決まる
LINE配信で成果を出すポイントは、テクニックや文章力ではありません。
大事なのは、「読者の気持ちが自然に動く流れ」をあらかじめ設計することです。
成果を出すLINEシナリオの考え方はこの3つ。
- 1通ごとに「何を伝えるか」を明確にする
- 共感→納得→行動へと、読者の気持ちをステップで動かす
- 最後に「やってみたい」と思える言葉でしめくくる
「売れる人は流れを先に作っている」というのは、シンプルだけど本質です。
あなたも、まずは3通のミニシナリオから始めてみてください。
そして、慣れてきたら「ステップ配信ツール」で自動化すれば、あなたが働かなくてもLINEが動いてくれます。
コーチ・コンサル・先生業にとって、LINE配信は信頼と成果を同時に育てられる頼れる味方。
文章ではなく、「流れ」を意識した配信で、あなたのサービスの価値をもっと多くの人に届けていきましょう。
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