iAdを設置してみよう!その1

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2010/07/03 09:00 投稿先 11.サルにもできるiPhoneアプリの作り方(旧アメブロ記事) 投稿者 カワサキ タカシ

7月1日からアップルの新しいサービス、iAdが始まりました。

iAd。
ぇあいあっぃだ。と読みます。
西海岸をイメージするのがコツです。

ウソです。
アイアッドでいいです。

クリック広告ってご存知ですか?
よくブログとかで見かける、そうそう。
このブログにもアチラコチラに広告枠が設置されていると思います。

簡単にいうと、
・自分のホームページにお客様を呼びたい企業※が
・ブログなどに設置されている広告枠を買い取って
・クリックされた数に見合った代価をブログオーナーに払う

という仕組みです。(※企業じゃなくてもできます)

代表選手はグーグルが提供しているGoogleAdSenseという仕組みで、
グーグルの検索システムと合体することで、
そのブログにベストフィットした広告を表示するような機能まで付いています。

iAdはこのクリック広告のiPhone版です。
iPhoneアプリの中に組み込むことで広告を表示させて、
広告料をアップルと開発者で山分けしようぜぐへへという魂胆で誕生しました。

ええ、もちろんグーグルとの喧嘩は加熱する一方です。

これによってiPhoneアプリの公式なお金の稼ぎ方(ビジネスの仕方)が
・有料アプリを売る
・無料アプリでプロモーションをする
・iAdで広告収入を得る

という3段階に広がったことになります。

ま、詳しい話は追々書いていくとして、
我々開発屋ですから、組み込んでイメージをつかむとしましょうか。
久々の新機能ですが、『説明書を読んだら負けだ』の心意気は忘れていませんね。

それでは設置開始です。

機能が追加されたってことはまず最初にチェックするのはこちら、
フレームワークの追加です。
iAdを設置してみよう!その1
ほーら、いたいた。iAdフレームワークが増えてましたよ。
※ここで表示されない場合はiPhoneSDKのバージョンが古い可能性が高いです。
iAdはiOS4からの機能ですので、SDKもバージョンアップしておきましょう。

選んで、追加。ポン。
iAdを設置してみよう!その1
こんな感じになります。

それではフレームワークも追加したことですし、どこかの画面に設置してみましょうか。
私はサルできテンプレートのViewController00「はじめに」に入れてみます。
入り口から金を取る。関西商人の基本です。私出身多摩ですが。

ViewController00.h
先程加えたiAdフレームワークをインポートして、
ついでにADBannerViewDelegateプロトコルを加えておきます。
iAdを設置してみよう!その1
<クリックで拡大>

プログラムの方からはフレームワークの全機能が見えているわけではありませんので、
コイツをプログラムの中で使うよ、と宣言しておく必要があるわけです。
要は下ごしらえです。ふんふ~んと流しておいてください。

ViewController00.m
ヘッダーの準備ができたらソースコードファイルに移って、
viewDidLoadの中に以下のコードを足します。
iAdを設置してみよう!その1
<クリックで拡大>

ADBannerView *adView = [[ADBannerView alloc] initWithFrame:CGRectZero];
adView.currentContentSizeIdentifier = ADBannerContentSizeIdentifier320x50;
[self.view addSubview:adView];

意訳
ADBannerView *adView = [[ADBannerView alloc] initWithFrame:CGRectZero];
広告バナービューオブジェクトを1個生成して
adView.currentContentSizeIdentifier = ADBannerContentSizeIdentifier320x50;
サイズを320×50(ポートレートモードの標準横幅)にして
[self.view addSubview:adView];
ビューに加える

設置終わり。

え?

さあ!
騙されたと思ってこの状態でシミュレーターで確認してみましょう!

はい、ドン!
iAdを設置してみよう!その1
なんかいる!

ちょっと押してみましょう。
iAdを設置してみよう!その1
動いた!

設置できましたね~。

Test Advertisement
This Confirms That Test Ads Are Running Correctly
って言ってるんで、とりあえず設置はできたと思って良さそうです。
※残念ながら実機で確認しようとすると枠は表示されても中身が表示されません。なぜ?

ね。とっても簡単。
単なるViewなので、例えば場所を一番下に表示しようと思ったら、

ADBannerView *adView
= [[ADBannerView alloc] initWithFrame:CGRectMake(0.0, 367.0, 320.0, 50.0)];
adView.currentContentSizeIdentifier = ADBannerContentSizeIdentifier320x50;
[self.view addSubview:adView];

こんな感じに指定しておけばOKです。

まずはここまでやってみてください。
滑らかな広告枠の表示にぐっと期待が高まりますよ。

次回はもう少し細かいiAdのコントロール、デリゲートの設定をしてみます。

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