「売れるアプリ」の傾向と対策

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2009/08/14 09:00 投稿先 11.サルにもできるiPhoneアプリの作り方(旧アメブロ記事) 投稿者 カワサキ タカシ

日は開発から少し離れて、マーケティング風味のお話です。

「売れるアプリ」を作るんだ!
と、どんなに意気込んでみても「売れるはずがない」アプリを作ってしまってはバカ売れは不可能です。

例えば、

幼稚園児用音楽ミキサー「こぐま組DJ」園児はiPhone持ってません
月面用重力測定アプリ「MoonGravity one-sixth」NASAもきっと買ってくれません
キック力測定アプリ「この一蹴に全てを賭けろ!」壊れます
なんでもアプリ「空も飛べるはず」意味がわかりません

こんなアプリは「売れるはずがないアプリ」です。

わはは。そんなアプリ作るかよ、
と笑ってしまうところですが、

ターゲットが間違っている
ターゲットが意味不明
使用目的が間違っている
使用目的が意味不明

こう言われると、ギクっとしてしまう人は多いと思います。
案外やりがちなんです。

もちろん、最初からそんなアプリを作ろうとする人はほとんどいません。
多くの場合、

・機能ありきでアプリを作り始めてしまい、手段が目的になる
・作ってる最中に面白そうな機能を見つけてしまい、うっかり実装
・一人の世界観にハマってしまい、着地点を見失う

こんな感じにおかしくなっていきます。

私の経験上、
最初からビシー!っと目的が決まっているプロジェクトは、難しくても意外としくじりません。

「この目的でコレを作る」が明確だからです。

ですが、目的がゆるーいプロジェクトはしょっちゅうコケそうになります。

「時間とともに増える知識と、定期的に現れる素晴らしい思いつき」が原因です。

一見悪くなさそうに見えるのですが、
当初想像もしていなかった「良いアイデア」が逆に全体整合を崩すのです。
困った。捨てられない。この天才的ひらめき。自分だけです、そう思ってるの。

「売れるアプリ」を作るためには、

誰に使わせたいのかという「ターゲット」
何をさせたいのかという「使用目的」

この2点をしっかり決めて、それを途中で崩してはいけません。

売れているアプリは、ここがしっかりしています。

今日現在(2009年8月14日)のApp StoreのTOP100から、上位50アプリを一覧にしてみました。
ホントにそうなっているか見てみましょう。
「売れるアプリ」の傾向と対策
<クリックで拡大>

上位50アプリのうち、グレーで塗りつぶしている23アプリがゲームです。

個人アプリ開発者は原則ゲームの土俵で戦わない※、
というのが私のポリシーですので、ゲーム以外のアプリをもう少し細かく見てみましょう。

※理由はこちら
App Storeの今日を知る

「売れるアプリ」の傾向と対策

ゲームを除くと、多いのは

・仕事効率化
・写真
・ユーティリティ
・ミュージック
・ソーシャルネットワーキング

と、なっています。

傾向として面白いのは、まず写真。
写真アプリは何をしているのかというと「iPhoneのカメラ機能を拡張する」アプリになっています。

連写したり、手ぶれ補正したり。
いつも持ち歩くし、カメラが付いてるんだから、iPhoneに面白いカメラ機能があると良いな
という人達を狙っています。
ディスプレイの上から直接操作が出来て視覚的にわかりやすいものが多いです。

次に面白いのは、ソーシャルネットワーキング。
現在ランキングに入っているのはMIXIとTwitterの2種。

どこでも簡単にコミュニティにつながっていたいから、iPhoneでもやる
という人達狙い。
iPhoneっぽい見た目でPCブラウザと差別化しています。

ユーティリティーの中には、同じようなアプリが2つ入っていました。
iPhoneと他の携帯との間で、プロフィールのやり取りをするためにQRコードを生成/認識するアプリです。
「他の携帯とのやりとりをスムーズにしたいっていうか、合コン必須アイテム」ですね。

どのアプリも、
ぱっと見ただけで、アプリの「ターゲット」と「使用目的」がはっきりわかります。

「…なんだこのアプリ?えーと、説明書きを読んで」

なんてアプリはありません。
当然作るのは大変だったハズなんですが、非常にシンプルに見えます。

まさに、これです。

繰り返しますよ。

誰に使わせたいのかという「ターゲット」
何をさせたいのかという「使用目的」

それが、パッと見てわかるアプリ。

「売れるアプリ」の、大事な条件です。

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