ビューをひっくり返せ

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2011/12/02 11:09 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

う少し動き編が続きます。

「お代官様、こちらは最中でございます、是非お納めくださいませ」「ほほう。これが噂の最中か」。チラッ。(最中の下に小判がギッシリ)「ふっふっふ、越後屋、そなたも悪よのう」「いえいえお代官様には敵いません」「わーっはっはっは」。バタンバタン!(壁が回転して忍者登場)「な!なにやつ!」「皆の者!出会え出会え〜!」。プッ!(吹き矢)「ぐ、ぐわぁぁ!」。プッ!(吹き矢)「ぎ、ぎゃぁぁ!」。

時代劇でお馴染み(?)のワンシーンである。いいですなー。時代劇。子供の頃はアニメやハリウッド的な演出の方にココロが奪われがちだったワタシも、加齢とともにその世界観がしっくり来るようになってきた。「小判がギッシリ入った箱はとんでもなく重いはずだぞ」とか、「その壁はいつ改修工事を行ったんだ」とか、「どうやら越後屋は越後にあるから越後屋というわけではないらしい(百貨店の三越の創業時の屋号)」とか。そんなことはどうでもいいのである。時代劇はファンタジーなのだ。

今回は、この時代劇名シーンから、「バタンバタン」に注目してみよう。壁が突然回転して、向こうから忍者が出てくるバタンバタン。iPhoneには、どう見てもあのバタンバタンからインスピレーションを受けた思われる機能が存在しているのである。

例えばアナタが、Aというビューと、Bというビューを作ったとしよう。わかりやすく考えるために、ここでいうビューは、画面を埋め尽くすサイズのイメージビューだった、ということにしておこう。Aはアタナの写真で、Bはアナタの彼女(二次元でも三次元でも可)の写真だ。さて。このラブラブ写真アプリを完成させるためには、AとBを切り替える必要が出てくるわけだ。

やり方はいろいろあるのだが、一般的には、こういう場合にはトランジションという機能を使う。ビューを切り替える際に様々な「効果」を付ける、という機能で、プレゼンテーション用のアプリでは、要所要所にこれを使って、見る人をグイっと惹きつけるのだ。回ったり、変形したり、飛び跳ねたり、アップルのプレゼンテーションアプリ、「Keynote」には、様々なトランジションが用意されている。興味があったら試してみよう。

iPhoneにも、このトランジションが予めいくつか用意されている、その1つが、お待たせしました、バタンバタンなのである。AとBのビューを指定して、間のトランジションをバタンバタンに設定。回転する時間とか、回転の向きとか、いくつかの調整を行い、実行。すると、アナタの写真がくるっと回って、彼女の写真がドーン!あっという間にラブラブ写真アプリの完成である。

ビューを切り替えるようなケースはよくあるので、いまいち動きが面白くないな、と思ったら、トランジションを試してみよう。三回に一回くらいは、本来のビューに行かずに、忍者が出てくるように仕込んでおくと、悪代官の気分を満喫できてオススメである。く、くせものー!


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
トランジションの実装手順が続きます。

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