画面を回転させてみよう

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2011/12/03 16:24 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

末が〜過ぎていく〜原稿書きで〜ルルル〜。

久しぶりに、女子バレーボールの試合をテレビで見ていた。打ち合うスパイク、意表を付くフェイント。おお、最近のニッポンはなかなか強いらしい。カメラが切り替わって、監督が映しだされた。おや?なにか手に持ってる。そう、バレーボールに詳しい人なら、もうすっかりお馴染みの光景らしいのだが、最近のバレーボール、試合中に監督がiPadを手に持っているのである。どうやら、バレーボールの世界では、試合中、ベンチにコンピューターの持ち込みが認められていて、監督がその情報を確認しながら、選手に指示を与えられるそうなのだ。

リアルタイムデータ分析、これが現代ニッポンバレーの強さの秘密なのだ。うわー、かっけぇー。身体能力に劣る諸外国に対して、頭脳とテクノロジーて対抗するニッポン。ドラマな感じである。それで勝っちゃうんだから、世の中面白い。「てことはやっぱり、選手の一挙手一投足を監視するカメラか何かがあって、情報もリアルタイムで集計されてるんだよね」、と思うでしょう?ワタシはそう思った。ゲーム機のコントローラーが身体になっちゃう時代である。ナショナルチームの施策なんだから、そのくらいやっちゃうでしょう。ねえねえ。

答えはノーである。実際は、「選手の一挙手一投足を目で見て、リアルタイムにデータ入力をする『人』がいる」そうなのだ。えーと、左様ですか、ですよね。白鳥は水面下では必死でバタ足してるのよ、そんな気分になってしまった。バタ足役の方、本当にありがとうございます。アナタのおかげでニッポンは勝てました。楽屋裏を実際に見てみたら、手作り感満載だった。そういう話は、気付いていないだけで世の中にたくさんある。そう、iPhoneの世界にだってもちろんある。今回は、そういうお話である。

iPhoneを手に持って、Safariを起動。Webサイトが表示されたら、それをそのまま横に傾けてみよう。画面がくるっと回転したはずだ(回っていない場合は、画面の向きをロックしている可能性がある)。そう、iPhoneの代表的な機能のひとつ、ローテーションである。傾けた方向に合わせて、90度ごとに、くるくると画面の向きが変わっていく(Safariは、天地逆の方向は対応していない)。縦と横が切り替わるときに、中のビューの横幅もスッと修正される。アナタが開発初心者さんだった場合、コレだけを見せられると、こう思うのだ。「さすがiPhone、開発時に『回転チェックボックス』をONにしておけば、後は自動でやってくれるのだろう」と。

答えはノーである(今回二度目)。実際は、「とりあえず回転だけはしておいてやるから、中身の再配置は開発者がやれよ」、という機能なのである。縦が横になるので、まずビューの横幅が違う。ボタンの位置も違うし、スライダーの長さも違う。それらすべてを、「横になったときは、座標がどこで、縦横幅がどうで」と、いちいち設定しておかないと、うまく変形してくれないのである。最新のテクノロジーを詰め込んだiPhoneのハズなのに。ああ、対応面倒くせぇ。

こういう流れで、ローテーションに対応していないアプリが世の中には非常に多い。開発者からすれば、縦にしても横にしても同じように楽しめる。むしろ、縦バージョンと横バージョンで、二倍楽しい。そういうアプリにしたい気持ちは山々なのだ。なのだが、最初からふたつのアプリを作るんだ、くらいの気持ちで作りはじめないと、このバタ足が続かないのである。「超苦労して、ようやくひとつの向きを作ったのに、もうひとつ作るなんて無理ッス!」「ガンバレ!それを待ってるユーザーさんが必ずいるはずだ!」「はいっ!」。ガンバレ、スポ根。ガンバレ、ニッポンのバタ足担当者。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
ローテーション設置の説明が続きます。

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