Webサイトを表示しよう

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2011/11/26 15:41 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

倍さんのリューシカ・リューシカ、3巻が発売されました。これ書き終わったら買いに行こーっと。

iPhoneアプリを作っていると、たまにこういう質問をされることがある。「iPhoneアプリとWebアプリ(正確に言うと、iPhoneのSafari(Webブラウザ)で使えるWebアプリ)って、どう違うんですか?」というヤツだ。この質問の意味、アナタにはわかるだろうか。

Webアプリ、というのは、まるでパソコンのアプリケーションのように、機能がたくさん詰まったWebサイトのことを言う。わかったようなわからないような。オーケー、少々時間を巻き戻してみよう。もともと、Webサイト、つまり、インターネット上のページ群、というものは、「何らかの情報を表示するためのもの」だった。もちろん、それだけのために作られた仕組みでは無いのだが、コンピューターというものが今ほど優秀ではなかったので、仕組みの使われ方が、至極「シンプル」だったのだ。世界のドコかでダレかが生み出した文章や画像を、自宅のパソコンで居ながらにして見ることができる。それだけでスゲェ。そんな〜時代も〜あ〜ったねとぉ〜♪

しかし、コンピューターの世界は劇的なスピードで進化を遂げていく。巨大なデスクトップパソコンでやっていたこととまったく同じことが、薄っぺらいノートパソコンでできるようになり、それが、手のひらサイズのスマートフォンなるものでできるようになった。より速く。より簡単に。インターネットの世界も、その流れを受けてどんどん複雑になっていく。止まっている文章や画像を見せることから、ダイナミックな動画やアニメーションを見せるように、さらに、パソコンのアプリ並の複雑な処理もできるように。

いやー、すごいね。インターネット。今ではもうなんでもできる。ゲームもできるし、勉強もできるし、ビジネス用のサービス(文章書いたり、プレゼンテーション用の資料作ったり)も山ほどある。これだけ何でもできるのであれば、苦労してiPhoneアプリの作り方を覚えるより、Webサイトの作り方を覚えたほうがいいんじゃない?iPhoneにもSafariは付いているわけだし。…あれ?そう言えばこのアプリ、何でiPhoneアプリとして作ろうとしているんだっけ…?これが、最初の質問が出てくる流れなのである。

iPhoneアプリでできて、Webアプリじゃできないことを探せば良いんだよね、うん。えーと、その違いは…。と、考えるアナタに、さらなる混乱を与える機能が、今回お話しする「iPhoneアプリの中に、Webサイトを表示するためのビュー」、Webビューである。できてしまうんですな。iPhoneアプリの中でWebサイトを表示してしまうことなんて、そりゃーもう朝飯前に。ビューを設置して、表示するURLをチョイチョイッと指定するだけで、あら不思議。そこにはいつものWebサイトが。うーむ、すごい。でも、困った。

もちろん、技術的に言ってしまえば、できることできないこと、いろいろ差はあるのだ。例えば、アドビ社のFlashという仕組みは、iPhoneのSafariでは表示できないので、グリグリ動かすようなアニメーションは、iPhoneアプリで作ったほうがいい、とか。Webアプリはネットワーク(電話回線やWi-Fi)につながっていないと、そもそも表示できないので、いつでもどこでも使いたいものは、iPhoneアプリにしておいたほうがいい、とか。ただ、特定の技術やネットワーク環境は、時間と共にいつか解決されてしまうものだったりするので、少し別のことも覚えておこう。

iPhoneアプリは、AppStoreという仕組みを使って、世界中の人に、とっても簡単に「売る」ことができるのだ。うん。急に大人な感じの話で申し訳ない。実際、Webアプリだとこうはいかない。インターネットというものは、基本的に「タダ」だからだ。課金システムを組み合わせれば販売することも可能なのだが、もともと世界中の人への販売を前提に作られているiPhoneアプリとは、売るまでの手間のかかり方が違う。

もしアナタが、アプリ開発の依頼を受けたとして、お客様から最初の質問をされたときには、「売りたいなら、iPhoneアプリにしておいたほうが楽でっせ」と、こんな感じに答えておこう。まあ、たくさん売れるかどうかは、また別のお話。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
Webビューの実装手順が続きます。

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