ビューって何だろう

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2011/11/19 18:56 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

の週末。嫌ですねぇ〜…晴れてたらどこかに行けたのに。

さて。そろそろ何か派手なものを作りたくてムズムズしていることだろう。Xcodeは既に立ち上がっているのだ。何か作らせんかい。その気持、よくわかる。iPhoneアプリ開発の醍醐味といえば、何は無くとも画面作りである。画面作りなら、大抵の人は時間を忘れて作っていられる。バスケやサッカーのシュート練習のようなものだ。純粋に、楽しい。

ということで、画面を作りましょうかね。では、Xcodeを開いて…と、始めると、すぐ迷子コースになってしまうので、作り始める前に、画面がどのようなカタチで構成されているかについて話をしておこう。まあまあ、アナタの前にある美味しいケーキは逃げはしない。原材料やフォークの使い方を勉強する心の余裕をもっていこうではないか。

iPhoneアプリの画面はミルフィーユである。いかがだろう。本の向こう、アナタの頭の上に「?」マークが見えるかのようだ。もう1回繰り返そう。「iPhoneアプリの画面はミルフィーユである」。ゴソゴソとiPhoneの画面に目を近づけて、横から何か見えないか確認しているアナタが見えるかのようだ。混乱させて申し訳ない。実際にはもちろんミルフィーユではない。ただ、iPhoneの画面の作り方を覚えるときに、この考え方は実に有効なのである。

ミルフィーユ、まずそれを知らない場合は、グーグル様にお伺いを立ててみよう。そうそう、何十層も生地が重なってできているケーキのことである。「サクサク」と「ふわっと」が絶妙にマッチして、ウマイ。ワタシ、マキシム・ド・パリのミルフィーユなら、SSまでは一気に行けます。iPhoneアプリの何がミルフィーユなのかというと、「何枚も何枚も重なってできている」、という部分なのだ。で、何が何枚も重なっているか、というと、「透明フィルム」が重なっているのである。

最近はすっかり見なくなってしまったが、その昔プレゼンテーションの手法として、「OHP」という、重ねた透明フィルムに光を当てて、壁に映し出す仕組みがあった。透明フィルムなので、何枚重ねようが、下のフィルムに書かれた内容が見えなくなってしまうことがなく、必要に応じて、1枚の絵の中に補足情報を追加できる、便利な仕組みだったのである。ワタシと同世代以上の方は、あれを思い出してほしい。iPhoneアプリの画面も、同じような感じで構成されている。

画像加工用のソフト(有名どころでは、アドビ社製のPhotoshopなど)では、この透明フィルムのことを「レイヤー」と呼ぶ。割と知名度がある名前なので、知っている人もいるかと思う。このレイヤーに該当するものを、iPhoneアプリでは、「ビュー」と呼ぶ。1枚の絵に見えているiPhoneの画面は、実は何枚も何枚もビューを重ねることでできていて、この、1枚ごとのビューに様々な仕掛けを加えることで、複雑な動きの画面を作り出すことができるのである。

1枚1枚、生地に様々な工夫を入れて、1個のミルフィーユ、もといアプリにする。アナタが作るアプリは、どんなステキなサクふわミルフィーユになるか。腹をすかせて、いざトライしてみよう。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
(ウィンドウと)ビューの設置画面が続きます。

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