スイッチを作ろう

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2011/11/23 18:28 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

こから切り替え系アイテム3連発。

夜の11時。誰もいないフロアに一人残って仕事をするアナタ。明日の9時からの会議用の資料が、まだできていないのだ。捨てに行くのが面倒なので、机の端にいくつも並んでいる紙のカップの中から、飲み残しのコーヒーを探して口をつける。すっかり熱を失ったコーヒーは、アナタの気分をさらに苦くした。ー「この企画、きっとボツになるんだろうな」、ぼんやりと思う。だいたいスケジュールがおかしかったのだ。リサーチにもっと時間をかけるべきだったのに、大人の事情とやらで会議の日取りだけが勝手に決まってしまった。勝てる企画を、むざむざと。悔しさがこみあげてくる。

夜の12時を回った。資料は一向に進まない。フロアの片隅にあるベンディングマシンに向い、コーヒーのボタンを押す。ふと窓を見ると、くたびれたサラリーマンがこっちを見ていた。ああ、コイツはオレか…。「沖縄にでも、行こうかな」、ふいにそんな考えが頭をよぎった。「何もかも忘れて、ドライブをしよう」、目の前に真っ青な空と海が広がった。「ピー、ピー」。できあがりのビープ音に促されてコーヒーカップを手にする。窓越しのサラリーマンは、少しだけ若返ったようだった。

これがウワサの「深夜の現実逃避スイッチ」である。経験した方も多かろう。スイッチという言葉を聞くと、ワタシはこういうスイッチのことを思い浮かべてしまう。パチッとオフ。できたらいいのにねぇ。できないのよねぇ。

今回は、iPhoneの画面の中に、(もう少し簡単に)オン・オフできるスイッチを作ろう。iPhoneのスイッチというと、「設定」アプリの中の、「機内モードオン・オフスイッチ」とか、「Wi-Fiオン・オフスイッチ」とか、公式アプリの中でも、たくさんの場所で使われている。オンかオフを選ばせる、というシチュエーションは案外多いので、自在に使えるようにしておくと心強い武器になるのだ。

スイッチも、毎度おなじみビュー一族の上位種なので、透明フィルムのひとつとして、画面の中に設置することができる。内容自体は結構単純で、「オンにしたときにどうするの」、「オフにしたときにどうするの」、という、切替時の動作についての設定と、「今オンなのオフなの」、という、現在の状態についての確認ができるようになっている。これだけ?うん、今覚えておくのは、これだけ。

単純にして使い勝手のいいスイッチ。アプリを立ち上げると、画面の真ん中にスイッチがひとつ。「このスイッチをオフにすると、アナタに代わってワタシが仕事してあげます」、なんて。そんなアプリをアナタが作ってくれる日を、みんな心待ちにしているのである。うーむ。今日もコーヒーが苦い。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
スイッチの実装手順が続きます。

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