アラートビュー&アクションシートを作ろう

サルでき.jp > 97.サルでき本 原稿以前 > アラートビュー&アクションシートを作ろう

2011/11/27 19:59 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

ラート→アクションシートで行こうと思ったのですが…アクションシートのほうが書くことが無くなってしまいましたので、こちらに足します。

「さーて。今日も頑張って仕事をしましょうかね」。通勤ラッシュをどうにか乗り越えて出社したアナタは、いつものようにパソコンの電源をつけた。「昨日は大変だったぜー…」、思わずひとりごつ。そう、今朝の会議に間に合わせるために、昨日は日が変わるまで作業をしていたのだ。苦労の甲斐あって資料はなんとか完成。できたてホヤホヤのプレゼン用ファイルが、デスクトップ上で輝いている。「なんとか今日の会議で巻き返そう。今なら間に合う」、アナタのハートに再び火が灯る。勢い良くファイルをダブルクリックしたアナタの目に飛び込んできたのはーー。

「ファイルが壊れているため、読み取ることができません」

コンピューターというものは総じて従順である。「20XX年、人類の知を結集したスーパーコンピューター、『TENSAI-KUN Mark-Ⅱ』が誕生した。史上初となる、完璧なAIを内蔵したそのコンピューターは、ある日、人間を滅ぼすために動き始めたのだったーー」。なんて、ハリウッド映画でありがちの設定は、少なくとも今のところ起きていない。彼らはいたって穏やかに、我々の命令に従ってくれている。

そんな従順なコンピューターが、突然放ってくる平手打ち。それが、アラートである。パソコン上では誰しも経験しているであろう、心臓に悪い音と共に、突然画面に出てくるポップアップ、そうそう、アレ。

このアラート、コンピューターが「何かおかしなことが起こってますよ〜」と、人間様にお知らせしてくるパターンと、開発者が「ここ要注意ですが、大丈夫ですか〜」と、ユーザーにお知らせするパターンの、ふたつがある。前者は、iPhoneアプリの基本機能として組み込まれているので、今はあまり意識しないでいい。ここで大事なのは後者だ。

人間様というヤツは、正確さをウリにするコンピューターと違って、気まぐれで処理をサボったり、うっかり忘れて処理を2回やったり、そういうことを、割と頻繁にやってしまう生き物だ。シャンプーをして、少しぼーっとしていると、またシャンプーをしてしまうこと、あるでしょう。ワタシはある。誰かがポンと肩を叩いて、「シャンプー、しましたよ」と、教えてくれれば、そんな情けないことはしないのに(きっと絶叫するけど)。その、ポンと肩を叩く行為が、アラートなのである。

様々なiPhoneアプリの中で、アラートを表示するためのビュー、アラートビューは使われている。開発者の親切心、なので、どんな使われ方をしているのかを見ていると、その人の人となりがわかるようでちょっと面白い。設置するためには、ポップアップに表示するメッセージと、同じく表示するボタンの名前、後は、ボタンを押したときに、どんな動きをするのかを設定しておけば大丈夫。とっても簡単、とっても便利。どんどん使っていこう。

ポップアップついでに、アクションシートというビューもここで一緒にお話ししておこう。こちらは画面の下部からニュッと出てくるタイプのビューである。メッセージも表示できるし、ボタンも押せるし、アラートビューとほとんど同じようなことができるようになっているが、アクションシートという名前から判断して、「何らかのアクション(行動)をさせるための、シート」ということらしい。実際には、「Aにする?Bにする?」のような、選択画面として使われることが多い。表現方法のひとつとして覚えておこう。

せっかくなので豆知識をひとつ。アラートビューのポップアップが画面上に表示されているときは、アラートビュー上のボタン以外は、画面のどこを押しても反応しない。美味しい苺のミルフィーユが、硬いガラスのケースの中に入ってしまったような状態なので、ガラスケースに付いている、「このケースをどけてください」ボタンを押さないと、絶対に苺には辿りつけないようにできている。このガラスケースのような特別なビューを、「モーダルビュー」と言う。「(いちいち念押ししやがって)もー、だるー」、ビューである。肩を叩いて欲しいのは、こんなとき。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
アラートビュー&アクションシートの実装手順が続きます。

関連する記事:


Advertisement