プログラマーとビビリ根性の弊害

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2011/10/27 23:01 投稿先 97.サルでき本 原稿以前 投稿者 カワサキ タカシ

ンピューターを使ってプログラミングを行い、アプリケーションを作る。実にカッコいい響きである。

「ああ、ちょっとプロパティがデバッガだったけど、コンパイラとビューコントローラーが全然プロトコルだったぜ」。何やらムズカしそうな専門用語をクールに言い放って部屋を出て行く彼。正否の程はともかく自信満々のその背中にはオーラが漂っているのである。

アナタがまったくのプログラミング初心者だったとして、プログラマー、つまり、プログラムを書くことを仕事にしているような人にどのようなイメージを持っているだろうか。

小中高とあだ名は「ハカセ」。得意科目は数学と理科。学校の教科書では飽き足らず、家に帰るとマイコンいじり。メガネは標準装備で鉄棒はもちろん苦手。普段は大人しいのに、一旦スイッチが入るとクラス全員を置き去りにしても喋り続ける暴走機関車。大学進学とともにネットの世界に転居。喋るのよりも速い速度で、何に使うのかサッパリ見当もつかない黒いウィンドウに向かって文字を延々と打ち込んでいる。「何をしてるの?」「え?今?国防総省にハッキング中」。

そんなことは、ないのである。いや、100%ないとは言い切れないのだが。基本的にそんな人はいない。いたとしても、アナタがプログラミングをしていく中で出会うことはまずない。アナタが会ったり話したりするプログラマーは、きっとアナタと同じように、寝て起きてメシを食って、好きな芸能人とかハマってる趣味とかがある、アナタとそれほどかわらない人なのだ。

どういうわけだか、プログラマーは怖いのである。例えばこんなケースだ。営業の加藤さんは仕事でプログラマーの田中さんと会うことになった。挨拶のメールを送ったら、返事が返ってきた。どうということもないご挨拶メール…の、ハズなのだが、どういうわけか「超デキそう」に見えるのである。自分の知らない機能を(しかも、さりげなく)使って書かれたメールのように見えるのである。マズかったかかなー、調子に乗って重要な部分赤字にして送ったのに、全部黒字になって返って来てるよー。

で、加藤さんは当然ガチガチに緊張して初対面を迎えることになる。「絶対にバカにされている」という幻想が消えないのだ。音速で名刺交換を行い、相手が口を開く前に仕事の内容をこれでもかと説明。田中「あの…いいですか?」、加藤「な、なんでしょう(うぉぉ質問?質問なの!?)」。田中「えーと、加藤さんの名刺かっこいいですよねー」。加藤「え?」

田中さん、喋ってみたら案外普通の人で(自分の先入観が悪いのだが、そうは思えないのである)、「なーんだ、田中さん普通の人じゃないですかーあははははー」と、言わんでもいいことを言って微妙な空気にしてしまったり。

何が言いたいのかと言うと、プログラミングでわからないことを、プログラマーをはじめとした「その道の先輩」に質問する時に、ビビらないで欲しい。ということなのだ。「人に聞く」、これはプログラムに関わらず何かを学ぶ時に本当に大事なことで、ビビって聞くのを躊躇するのは非常にもったいない。

大丈夫、彼ら彼女らも大いに悩んでプログラミングができるようになった人だ。同じ経験をしている。アナタが真剣に聞けば(事前に必ずググりましょう)、少なくと理由なく怒られたりはしない。ガンガン行こう。いつか自分ができる人になったら、昔の自分と同じように困っている誰かにアドバイスをしてあげればいい。持ちつ持たれつ。それでいいのである。


※この記事は今度出す本の下書きの下書きです。
※全ボツになることもありますので、番外編としてお楽しみください。

【業務連絡】
さて、どうしたものか。

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